SEOとは、Search Engine Optimization の略で、「検索エンジン最適化」のことです。
そんなことよりも具体的に「検索エンジン最適化」とはどういうことで、どうしたらよいのか?について基本部分の完全網羅を目指し説明していきます。
先に簡単に説明しますと、
検索エンジンとはgoogleやyahooのことです。
インターネットで調べ物をする際に日本の場合だとほとんどがgoogleかyahoo又はBingを利用し検索しています。
知らず知らずかもしれませんが、使っています。
そこで、検索した際に、検索結果として上から順番にホームページタイトルと詳細が表示されます。
この時に、自社のホームページや商品、自分のブログなどが上位に表示されたら広くみんなに見てもらうことができる!と思いますよね。
パソコンにしろ、スマホにしろ、検索結果で1ページ目に表示されるのは上位10番までです。
自社のホームページや商品、自分のブログなどをこの検索結果のできるだけ上位にできれば1ページ以内に入るよう10位以内に表示させるように持っていこうというのが「検索エンジン最適化」SEOなのです。
それでは詳しく見ていきましょう。
SEOとは
SEOとは簡単に言ってしまうとgoogleやyahooなどの検索エンジンでキーワード検索された場合に、自社のホームページや商品、自分のブログなどが検索結果の上位に表示されるようにすることです。
ホームページを見てもらう手段として、この検索エンジンで上位に表示されることは極めて重要になってきます。
なぜなら、ほとんどのホームページは検索エンジンからの検索により見つけられているからです。
まれに名刺に書かれているホームページアドレスを打ち込んだり、他のホームページからのリンクで知ったり、チラシにあるQRコードから見てもらえるということはありますが、あなた自身の経験でもこれらの経験は数少ないでしょう。
検索結果の上位に表示されるようにするためには、当然ながら様々な対策が必要になってきます。
大きなところでいうと、ホームページ内でできる対策(サイト内部対策)、その中でも各ページごとにできる対策(ページ内対策)、自分のホームページだけではできない対策(サイト外部対策)に分けることができます。
それぞれ、適正に検索エンジンにページ内容を理解・評価されるよう技術的にWebページを最適化したり、ユーザー(見てくれる方)に価値あるコンテンツを提供できるよう工夫したり、優良な被リンクを集めたりということになります。
SEO対策の内容は後程詳しく説明していきます。
その前に、SEOの目的やメリット、デメリット、実際にどうなのか?、SEO対策に必要なツールや知っておくべきことなどを見ていくことで、上っ面だけでない、真のSEO対策がわかっていただけると思います。
SEOの目的
SEO「検索エンジン最適化」の目的は自然検索からの流入を増やすことだけではありません。
「多くの方に見てもらう」というのは一見良いことのように思われますが、ただがむしゃらにそこだけを目指すと本質を見失ってしまいます。
御社、又はあなたが目指しているのは、ホームページに書かれている内容に興味がある多くの方に見てもらい、最終的には問合せや購入、又はアフェリエイトボタンをクリックなど何らかのアクションを起こしてもらうことではないでしょうか?
問合せや購入というアクションのことを「成果」(コンバージョン)といいますが、このコンバージョンを増やすことを忘れないように取り組んでいただければと思います。
たとえ見てくれる方が多くても、だれも問合せや購入してくれないとなるとほとんど意味がありません。
逆に見てくれる人が少なくても見てくれたらほとんどの方が何かしらのアクションを起こしてくれる(コンバージョン率が高い)とそれはそれで良いホームページということになるのではないでしょうか。
SEOのメリット
SEOについて何となくわかっていただけたかと思いますが、ここからは具体的なSEOのメリットについてです。
単純に検索で上位に表示されれば良いというだけでなく、様々なメリットがあります。
ほとんど無料でできる
まずは何といってもほとんどが無料でできる対策ができます。
後ほど詳しくお話しますが、各種ツールも無料のものが揃っていますし、ページ内の工夫やルールを守り、見る人にとってわかりやすく有益なホームページ作りをするというのが基本となりますので、ほぼ費用は掛かりません。
余談ですが、
検索エンジンで検索するとわかるのですが、検索後の最初の方に「広告」とタイトルの前に書かれているホームページがありますが、これはPPC広告といってお金を払って掲載するのもになります。
クリックされるたびに一定の金額が引き落とされることになり、費用が発生します。
しかも、この「広告」と書かれている部分はあまりクリックされません。
皆さん「あ~、広告ね」とわかっているからです。
だいたい、その下の純粋な検索で出ていたものから見ます。
この純粋な検索で出てくる方法が工夫次第でほぼ無料なのです。
購買意欲の高いユーザーを効率的に集客できる
検索で使われるキーワードを意識してホームページを作成していくこともSEOでは重要です。
検索で使われるキーワードを意識することで様々なニーズのユーザーにアプローチをかけることができます。
検索行動からの集客となるため成果に結びつきやすいのが特徴です。
例えば、「釣り」というキーワードでは漠然と釣りについて調べている方が多いのに対し、
「中古釣り竿」なら明らかに中古釣り竿の購入もしくは販売を意識している方が多くなります。
もし、高級中古釣り具屋さんを経営しているなら、
「釣り」というキーワードで多くの方に見てもらうホームページより、
「中古釣り竿」や「高級釣り竿 格安」などのキーワードですう客した方が数客しやすく、また購買意欲の高い方々に見てもらえるようになります。
問合せや購入というアクションにつながる。「コンバージョン率が高い」ということができます。
「釣り」で検索上位に上がり、より多くの方に見てもらった方が良いのでは?
と考えがちですが、「釣り」という広いキーワード(ビッグキーワード)で検索上位にあげるのには大変な労力が必要になります。
また「釣り」でホームページを見てもらえたとしても、漠然と「釣りにでもいきたいな」「釣りってどんなしゅるいがあるのかな」「今の季節はどんな釣りができるのかな」など調べる方の意図は様々です。
そこで、たまたま高級中古釣り具のホームページが出てきても「ふーん」で終わってしまうことが多く、十分に内容を見てもらうことができる可能性が低くなります。
すぐに次のホームページに行かれてしまうことでしょう。
これを繰り返すと、googleやyahooから見れば、「このホームページはユーザーにとって必要ないホームページでは?」ということになりかねません。
「SEOの目的」のところでもお伝えしましたが、ただ多くの方に見てもらうことを目標にするのではなく、本来の問合せや購入というアクションにつながる人に多く見てもらうことを考えましょう。
安定した集客が低コストで見込める
SEOをキッチリしていると、すぐには無理でも徐々に検索順位が上がってきます。
しかも、一度上がると何か大きなことが無い限り(後程詳しくお伝えします)安定して上位表示される為、集客しやすい除隊が続くことになります。
しかもそのには金銭的なコストはほとんどかかりません。
上位表示されることで高いブランディング効果を得られる
皆さんも日々様々なキーワードでいろいろと検索をされると思いますが、上位表示されているホームページから見て行かれますよね。
しかも、なぜか上位表示されているホームページほど「良いホームページ」と思っていませんか?
これは後程のSEO対策のところで詳しくお伝えしますが、googleやyahooがしっかりと精査した結果を上位表示させているかにほかなりません。
いつどんなキーワードで検索しても、上位に表示されてるホームページを見ればおおよそ思ったものが見れたり、調べられたりする経験から、「上位に表示されるホームページを信用している」んだと思います。
つまり、上位表示されるということはただ見てもらいやすくなるだけでなく、信用をも勝ち取ってブランディングできているのです。
SEO対策にかけた時間や費用を資産とすることができる
ホームページ制作で正しくSEO対策をしたものは思ったキーワードで集客することができ、しかもそれが長く続きます。
これはもう、お客様が良く通る道沿いにお店を建てたのと同じような状態です。
売るなんてもったいないことはお勧めしませんが、実際に価値のあるホームページは高額で売買されることもあります。
実際に「ホームページ 売却」で検索していただくと、売買するための専門会社がたくさん出てきます。
SEOのデメリット
今までの話で「SEOで検索で上位に上がるなら良いだろう」と思われたことと思いますが、SEOには下記のようなデメリットもあります。これらもしっかりと理解した上で取り組んでいくことが必要となります。
即効性がなく、効果が現れるまでに時間が掛かる
まずはSEO対策をした方といってすぐに成果が出るわけではないということです。
検索エンジンは休みなくあらゆるホームページをチェックしていますが、決してあなたのホームページを毎日チェックしているわけではありません。
クローラー(ホームページをチェックするためのプログラム)にあなたのホームページが引っかかり、「更新されたな」という情報が登録され、内容が精査され、様々なキーワードでの他のホームページと比較検討されて、はじめて検索順位が変わります。
最初に作成したホームページなら、どんなに良い内容でもこれらの作業を通じて検索上位に上がってくるのに最低3か月はかかります。
通常おおむね6か月程度かかります。
また、他のホームページも同じように更新していると、そちらもまた比較対象となり、順位が入れ替わることになります。
このように短期間で成果が出づらく中長期での取り組みが必要となります。
これが待てなくて心折れる方が非常に多いです。
人的・時間的コストがかかる
ただホームページを作成していくだけも労力や時間がかかりますが、SEO対策をしっかりとしようと思うとそこに更に人的・時間的なコストがどうしてもかかってきます。
具体的には後述のSEO対策でお伝えしますが、キーワードを選定したり、文章を工夫したり、リンクを貼ったりといろいろとやるべきことがあります。
手間暇かけてやるほど効果は上がりやすくなります。
ただ、金銭的なことは自社、ご自身でされればほとんどかかりません。
必ず上位表示されるとは限らない
上記の「検索エンジンのアルゴリズム(算法)変更により順位が左右される」でお伝えしましたが、検索エンジンの仕様により、順位は日々変わります。
また、「キーワードによっては上位表示の難易度が非常に高い」でお伝えした通り、上位表示が難しいキーワードも存在します。
なので、SEO対策をやれば必ず上位表示されるとは限りません。
こればかりはある程度やってみないとわかりません。
「御社のホームページを必ず10位以内に上位表示させます!」なんて言うのは絶対に嘘です。誇大広告です。気を付けてください。必ずということはできません。
キーワードによっては上位表示の難易度が非常に高い
いわゆるビッグキーワードや一語のキーワードなどは上位表示が難しい場合が多いです。
ビッグキーワードとは検索エンジンでの検索回数が非常に多いメジャーなキーワードのことです。
例えば「痩せる」、「車買取」、「抜け毛」、「鬼滅」(2020年末時点)などなど色々ありますが、要するに人の悩みや欲求を一言で表すような言葉です。
これらは非常に多くのホームページが取り組んでいるため、なかなかこの一語だけで検索上位にあげるのは難しいです。
対策としては後述もしますが、ロングテールキーワード(何語も合わせたキーワード)の選定をお勧めします。
「車買取」なら、「車買取 京都」や「車買取 軽自動車」などになります。
また、その他にも上位表示が難しい分野として、医療系などがあります。
検索エンジンのアルゴリズム(算法)変更により順位が左右される
「検索順位が決まる仕組み」で詳しくお伝えしますが、簡単に言ってしまうと、検索エンジンの仕様が変わる度に検索順位がこちらの意図とは別に変動してしまいます。
また、この仕様変更が何時、どのようなものなのかは後からになってからしかわかりませんし、小さな変更は発表すらされません。
なので、急に検索順位が下がって、又は上がっても、なぜそうなったのかについては詳しく知ることができません。
いろいろなことを検証してみて見当をつける程度のことになります。
SEO対策で得られた成果・実績
メリット、デメリットいろいろあるSEO対策ですが、やらないと前に進みません。
実際に弊社が取り組んだ事例を挙げてみます。
わかりやす事例では下記の「旅行業 起業」というキーワードで取り組んだあるホームページの場合になります。
2017年の夏に取り組み始め、約半年かけて徐々に順位が上がり、その後はずっと10位以内に収まっています。
これにより、このホームページでは旅行業を起業されたい方からの問合せが毎月コンスタントにあります。
もう一つ下記の事例では「京都 社員旅行」で検索した場合の検索順位ですが、2014年から取り組み始め、順調に順位を上げたのは良いのですが、ところどころ順位を20位近くまで落としている期間があります。
これはアルゴリズムの変動、又はライバル他社が同じようにSEO対策を施してきたことが考えられます。
しかし、その後必ず持ち返しています。
これは検索順位が落ちた後に、また各種対策を施してその成果がでたことを示しています。
これにより、京都の会社様が「社員旅行に行きたい」と検索された際には弊社の旅行会社部門のホームページを見ていただき、問合せしていただく仕組みが出来上がっています。
つまり、外回りの営業をしなくても、お客様から「旅行に行きたいんですが・・・」とご連絡をいただけるという大変ありがたい状態になっています。
弊社ではこのようなホームページを多く抱えて運営しています。
おおよそのホームページではしっかりとSEO対策を施せば時間はかかっても上記のように成果が表れそこから数駅につながります。
ここから先はどうしたらこういう状態になるのか?についてお伝えしていきます。
検索エンジンとしてのgoogleの評価基準
いきなりgoogleの評価基準といわれもそれが?ということになると思いますが、それぞれを詳しく説明させていただきます。
まずはなぜgoogleなのか?です。
それぞれの検索エンジンのシェア
検索エンジンはgoogleだけではありません。
yahooやBingその他にもあります。
Statcounter GlobalStatsによると、それぞれの検索エンジンのシェアは
日本では
77.06% | |
Yahoo! | 17.94% |
bing | 4.57% |
DuckDuckGo | 0.16% |
Baidu | 0.15% |
YANDEX RU | 0.03% |
世界全体でみれば
91.38% | |
bing | 2.69% |
Yahoo! | 1.46% |
Baidu | 1.36% |
YANDEX | 1% |
DuckDuckGo | 0.6% |
(それぞれ2021年1月調べ)
https://gs.statcounter.com/search-engine-market-share
と圧倒的にgoogleがシェアを占めています。
しかも、日本でのYahoo検索はGoogleの検索アルゴリズムを利用しているため、仕組みとしてはほぼGoogleなのです。
ということで、googleが何を重要視してどのようなことを考えているのかを知ることができれば、対策としては十分ということになります。
そして、googleの考えについて知るときに必ず必要になるのが、「3つの評価基準」と「10の事実」です。
詳しく見ていきましょう。
Googleが最重要視する3つの評価基準(E-A-T)
「3つの評価基準(E-A-T)」とはgoogleがホームページを評価する際の3つの柱となるものです。
それぞれ次のように言われています。
Expertise(専門性)
専門性とは、テーマが統一されており、ユーザーの疑問が適切に解決できたり、新しい情報を得ることができたり、検索されたキーワードに対する情報が網羅されているなど、有益な情報が詰まっていることが求められます。
Authoritativeness(権威性)
権威性とは、政府機関や研究機関、また芸能人や企業やメーカーの公式ホームページなど、又は信頼できる第三者から評価されている(リンクを貼られている)ホームページであることが求められます。
Trustworthiness(信頼性)
信頼性とは、上記の権威性と離して考えると、コピーや模倣されたコンテンツではなくオリジナル性が高い情報を載せている、又は専門家としての認知や信頼性が得られているホームページが求められているということではないでしょうか。
Googleが掲げる10の事実
「Googleが掲げる10の事実」はgoogleのホームページに記載されているgoogleの信条みたいなものです。
https://www.google.com/about/philosophy.html?hl=JA
3. 遅いより速いほうがいい。4. ウェブ上の民主主義は機能します。
5. 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
6. 悪事を働かなくてもお金は稼げる。
7. 世の中にはまだまだ情報があふれている。
8. 情報のニーズはすべての国境を越える。
9. スーツがなくても真剣に仕事はできる。
10. 「すばらしい」では足りない。
これらからわかるもの
- まずは「ユーザーファースト」というこです。ユーザー(検索する人)にとってわかりやすく、問題解決に結びつくものであること。
- 「1つのことをとことん」というのは1つのホームページでは1つのテーマに絞るということができるかもしれません。
- 「遅いより早い方がいい」はより早く表示させることができるページスピードにつながると思われます。
- 「パソコンの前に・・・」というのはスマホやタブレットでも見やすいホームページが求められています。
- 「情報のニーズは国境を超える」では多言語化されたホームページが求められていることを示しています。
- 「すばらしいでは足りない」とは常により良い情報の提供を求められているのだと思います。
これらを基本として、次に具体的な「検索順位が決まる仕組み」「SEO対策」などを見ていきましょう。
検索順位が決まる仕組み
ホームページが検索エンジンにより表示されるまでの流れを大きく説明すると、
- 見つけてもらう。更新情報を知ってもらう。
- 登録してもらう。
- 評価してもらい順位を付けてもらう。
ことが必要になります。
それぞれ具体的にどういうことなのか説明していきます。
クロール(見つけてもらう、更新情報を知ってもらう
まずは作成したホームページを見てもらうことからです。
googleのSearch Consoleに登録することで見つけてもらうことができます。
またSearch Consoleではそれ以外にもホームページの検索される状況の調査や掲載順位、問題点などをおしえてくれます。
Search Consoleに登録しなくても、Googleが開発した自動循環ロボットのクローラー(スパイダー)「Googlebot」が、インターネット上をかけまわり、Webサイトを発見したり、何度もアクセスしてサイトの情報を解析してくれます。
インデックス(登録してもらう)
インデックスとは、クローラーが発見・解析した情報を、検索エンジンのデータベースにカテゴリー分けして登録していくことをいいます。
ここで正しくインデックスされないと、次の評価につながりません。
アルゴリズムによるサイト評価(評価してもらい順位を付けてもらう)
「アルゴリズム」とは、簡単に言うと「手順や計算方法」ということになります。
ここでは評価する方法をいいます。
検索されたキーワードに対して、どのページを上位に表示させるかという計算方法になります。
Googleは検索アルゴリズムの詳しい内訳を公開しておらず、その上、ときどき大幅な変更を加えます。
ユーザーの検索意図に沿った内容のコンテンツを返せているかについて、いろいろな手法で評価しています。
そして、検索キーワードと関連性の高いものから順に並べて表示させています。
これらを表現しているgoogleの動画がありますので参考に見てください。日本語字幕が付いています。
*2010年の内容なので、ページランクや外部リンクの重要性についても話していますが、今は重要度は低くなっています。
SEO対策に便利なツール
いよいよここからSEO対策に入っていきます。
まずはあったら便利、というか無いと困るツールをご紹介していきます。
関連キーワード取得ツール ラッコキーワード
まずはユーザーがどんなキーワードで検索しているのかを知る必要があります。
こちらでは検索エンジンのサジェストキーワードの検索ができます。
サジェストキーワードとは、検索エンジンにて何かしら入力すると、下に「このキーワードですか?」みたいにいくつか候補が出てきます。
これです!
このサジェストキーワードはみんなが良く検索している語句を拾って提案してくれるものになります。
上記画像のような感じです。
これを一つづつ拾っていくのは大変です。
そこで、ラッコキーワードの出番となります。
使い方はいたって簡単で、下記の画面が出ますので、そこに思うキーワードを入れるだけです。
五十音順で一覧が一発で作成できてしまいます。
共起語・同義語チェックツール
さらにキーワードを調べるには、下記の4つが有効です。
調べればその他にもいろいろと出てきますが、これだけあれば十分です。
連想類語辞典
こちらでは、ある言葉から連想される言葉を知れたり、言い換えが可能な違う言葉を見つけたりできます。
共起語分析ツール
https://contentsearch.jp/cooccur-terms.php
共起語とは、あるキーワードが含まれた文章コンテンツの中に、そのキーワードと一緒に頻繁に出てくる単語のことで、これらを知っておくことで文章作成が楽になります。
Weblio類語辞典
こちらでは類語(似たような言葉や、言い回しの違い)などを検索することができます。
おむすび
https://omusubisuggest.appspot.com/
こちらは関連ワードをマップにして表現してくれます。
一風変わった感じで、視覚的に見ることができます。
キーワード検索数チェックツール
aramakijake.jpは、検索順位別に検索数を調べることができるキーワード検索数調査・予測ツールです。
googleとyahooそれぞれで月間の推定検索数と検索順位ごとの検索数がわかります。
競合ホームページチェックツール
こちらではURLを入力することで、そのホームページのかなりの情報がわかるSEOチェキをご紹介させていただきます。
おおよそ下記のことがわかります。
- 発リンク数(内部リンク・外部リンク)
- title・meta description・meta keywords・h1タグ
- Google・Yahoo!のインデックス数
- ドメインの登録年月日
Google Search Console(Googleサーチコンソール)
Search Consoleではホームページの検索される状況の調査や掲載順位、問題点などを教えてくれますので、
是非登録しておくことをお勧めしします。
https://search.google.com/search-console/about?hl=ja
検索順位チェックツール
SEOツールラボさんのGRCでは毎日起動時に実行をクリックするだけでホームページをいろいろなキーワードにより、google、yahoo、Bingの3つの検索エンジンで検索順位がいくらか調べて日々重ねることでグラフ化もしてくれるツールになります。
PageSpeed Insights(ページスピードインサイト)
https://developers.google.com/speed/pagespeed/insights/?hl=ja
こちらではホームページの読み込み時間を測定してくれます。
その他ツール
google広告などされている、又はされる予定の方はgoogle広告から「キーワードプランナー」が利用できます。
SEO対策
ここからやっと具体的なSEO対策の話になってきます。
ただ上述した通り、検索エンジンはアルゴリズムを公開しておらず、そのためSEO対策では何が正しいのか正確な答えはありません。
これはどこの誰に聞いても同じ答えになります。
しかし、日々検索順位を上げるために格闘している私たちにはある程度の目星をつけることができます。
そして今も昔も変わらない正しい方法でSEO対策を進めることで検索順位を上げていくことはできます。
ここでは小手先の怪しいSEO対策ではなく、長年使えるであろうSEO対策を紹介していきます。
SEOを始める前に抑えるポイント
SEO対策を始める前に再度振り返っておきたいのが、googleの評価基準、とくに「Googleが掲げる10の事実」です。
検索キーワードそのものだけでなく、ユーザーの意図を理解し、それに沿った良質な内容のホームページを作成する。
そして、そのホームページはタブレット端末やスマホでも瞬時にわかりやすく見ることができる。
また、検索エンジンやユーザーに対し、わかりやすく正しい文章で内容を伝える。
これらを具現化するのがSEO対策です。
下記ではSEO対策についてわかりやすく各ページでできるページ内対策、ホームページ全体で考えるべきサイト内部対策、またホームページではできないサイト外部対策と3部に分けて紹介します。
ページ内対策
ホームページ内の各ページでできる対策になります。
SEOでかなりの部分を占めるのがキーワードになります。
ホームページにあったキーワード、各ページにあったキーワードをそれぞれ探し出して行くところから始まります。
このキーワード探しに、関連キーワード取得ツールラッコキーワード、共起語・同義語チェックツール、キーワード検索数チェックツールなどを利用します。
ページタイトルを最適化する
ページタイトルはキーワードを必ず含め、全角30文字程度で納めます。
スマートフォンでは検索結果に表示される文字数が全角約20文字程度に省略されますので、重要なワードや伝えたいポイントはできるだけ前方に配置し、省略されても内容が理解できるように工夫しておく必要があります。
競合他社や上位ホームページのページタイトルなどとも見比べてみてください。
metaタグ記入
metaタグ(meta description)(メタ ディスクリプション)は必ず記入しておきましょう。
検索結果のタイトルの下に表示される文字になりますので、ユーザーに検索結果ページの内容がどのようなものかを端的に伝えることができます。
検索エンジンにとってもページ内容を判断する役割となります。
こちらも競合他社や上位ホームページと比較し、120以内で、わかりやすく、中身を見たくなるような内容にします。
できればこちらもキーワードを最初の方に入れておく方が良いです。
キーワードに沿ったページの構成
ページ内の文章や構成を考える際も、ユーザーがどんな意図でキーワード検索してくるのかを考えながら編集していきます。
短い簡易な内容であれば内容が薄いととらえれれてしまいます。
ダラダラと長ければよいというものでもないです。
必要な内容が網羅されていて、わかりやすく分類されていることが求められます。
h1タグなどの各見出し(タイトルやサブタイトル)
各タグにはできるだけキーワードやそれに関連する共起語・同義語などを入れておくことでサイトのテーマ性の強調・統一に役立ちます。
大見出しにh1タグ、小見出しにh2タグ、次の小見出しにh3タグのように順番通りに使い、階層構造を意識し作成することで、見やすくユーザーにとっても検索エンジンにとってもわかりやすいページになります。
構造化されたデータ
構造化データとは、HTMLで書かれた情報を検索エンジンに理解しやすいように意味付けしたものです。
前述の見出しタグのように構造化タグを適材適所で設定することで、見やすくユーザーにとっても検索エンジンにとってもわかりやすいページになります。
キーワード出現率は1~7%
ページ全体のキーワード出現率は1~7%がSEO効果が高いといわれますが、正確に南パーセントかを気にする必要はありません。
あまりに気にすると文章がおかしくなってしまい、本末転倒なことになります。
「あれ」「これ」「それ」などの指示語の代わりにキーワードを入れるなど、読み手に間違えない内容を伝えるためにキーワードを意志して使うようにすれば十分です。
サイト内部対策
内容を検索エンジンにしっかりクロール、インデックスしてもら為に
SSLの利用
SSLの正式名称はSecure Sockets Layerといいます。
インターネット上の通信をランダムな文字列に暗号化するサービスのことで、これにより通信(やりとり)を盗み見されることが無くなり、安心してインターネットを利用することができるようになります。
最近ではSSLを設定していないホームページが表示されるとブラウザ上で「保護されていない通信です」と表示されるようになります。
ホームページをSSL化しておくのは今や当たり前になりってきています。
設定はサーバーにて行います。
無料のものや有料のものなどありますが、せめて無料でもよいので設定しておきましょう。
sitemap.xmlを設置する
sitemap.xmlとは、ホームページ内に作成する各ページのリストを記述したファイルのことです。
ユーザー向けのサイトマップページとはまた異なるもので、クローラーに向けてのファイルとなります。
これによりクローラーに対して、ホームページ内をしっかりとクロールしてもらい、正しく評価してもらうことができるようになります。
sitemap.xmlをサーバーにアップした後は、sitemap.xmlの存在を知らせるために、サーチコンソールで送信を行う必要があります。
タイトル・metaデータの重複エラーをなくす
ホームページ内での内容の重複は複製とみなされ、ホームページの質の低下のレッテルを張られる危険があります。
内容は違えど、ページタイトルやメタデータの重複がある場合も評価が分散されてしまいますので避けてください。
Search Consoleで重複エラーが検出された場合には速やかに修正をおこなってください。
ページスピード見直す
PageSpeed Insights(ページスピードインサイト)により、モバイル、パソコン共に50点以上になっているか確認します。
改善できる項目や診断を見て、できるところは改善していきましょう。
画像を圧縮したり、無駄なソースコードを削除するなどすると少しでもサイズを軽くすることができ、読み込みスピードに関係してきます。
テーマ性を正しく評価してもらう為に
ホームページの品質と量
ホームページに書かれた内容はオリジナリティーがあり、キーワードのテーマに沿っていて、検索するユーザーの意図に沿っているかを再確認してみます。
各ページの文字数もできることなら4,000文字以上が望ましいと思われます。
内部リンク
内部リンクとはページ間のリンクやページ内のリンクになります。
やたらと増やすのではなく、自然な形で、読み手にとってわかりやすく、「こんな情報もあったらいいな」と思うことを思うタイミングでリンクを貼ることが重要です。
必ずリンクを貼れるという意味でも、ユーザーが今自分がどのページにいるのかわかりやすさの為にも「パンくずリスト」は有効です。
リンクはできるだけテキストリンクにし、キーワードやリンク先のページの内容を表すアンカーテキストにした方が、リンク先との連携が検索エンジンにとってもわかりやすくなります。
できるならリンクテキストは毎回同じ文言ではなく、変えた方が良いです。
同じページに向けて貼られているリンクが全て同じ決まったテキストだと定型文テンプレートとみなされる可能性があります。
ページ内だけでなく、各ページの最後に関連ページへのリンクを配置することも有効です。
内部リンクも一方向のリンクではなく、相互リンクにしておいた方がより良いとされています。
キーワード出現数(出現比率)と共起語
各ページ内でのキーワードの出現数はそのページの文字数にもよりますので、出現率で表す方が適切ですが、その出現率もおおむね1%~7%程度が適切といわれています。
無理することなく、自然な形での文章作りの中で取り組むのが一番です。
無理にキーワードをやたらと利用すると逆に検索順位を落とされることがあります。
読みやすく、わかりやすい文の範囲で、言葉をはしょらないように、三人称を「あれ」「これ」とせず、しっかりと書き伝えることでキーワード出現率を上げることができます。
サイト外部対策
こちらは少し専門的になり、なかなか自社、自身では難しい部分もあります。
できればという範囲でまずは知っておいていただければと思います。
クロールの促進
検索エンジンにインデックスしてもらうにはクロールしてもらう必要があります。
ホームページを作成し、初めてクロールしてもらうには通常どこかのホームページなどにリンクを貼ってもらうことが考えられます。
クロールを促進するためにはgoogleのSearch Consoleに登録し、サイトマップを貼り付ける必要があります。
1度クロールしてもらうと、また日を空けて巡回してくれるようになりますが、この巡回頻度も多い方が良いのですが、頻度高く巡回してもらうにはどうもホームページの更新頻度と完成性があるようです。
なので、ちょくちょくホームページを更新している方がより良いということになります。
他のサイトからの被リンク
他のサイトにリンク(外部リンク)を貼ってもらうことを被リンクといいます。
2012年までは「相互リンク」や「リンク売買」などがSEO対策に有効としてもてはやされていましたが、スパム的リンクやホームページの内容と無関係なリンクがはびこり、ペンギンアップデートという大きなアルゴリズムの仕様変更がおこりました。
それ以降はこれらのリンクを貼られているホームページの検索順位が著しく下がることになりました。
現在ではホームページのテーマに沿った形での自然な被リンクが求められています。
無理に「リンクを貼ってください!」とするのではなく、自然とリンクを貼りたくなる(紹介したくなる)ような重要度が高い有益なホームページ作りが求められています。
外部からの評価を得るために
紹介したくなるような内容で、被リンクを貼ってもらうことといいましたが、そもそも最初に見てもらわないとはじまりません。
SNSを利用するというのも良い方法です。
ページを追加するごとに、興味のありそうな方へフェイスブックやインスタグラム、タイムライン、ツイッターなどに張り付けて紹介してみましょう。
「いいね!」の数も少なからず評価につながり、またそこから見てもらえたり、リンクを貼ってもらえたりする可能性があります。
メルマガなどで紹介してもらうのも良いですね。
様々な手段を利用し広報していくことが重要になります。
いきなり権威のかる方に見てもらい評価をもらうことを狙うより、この方が自然な流れが作れます。